圭秀の修行日記平成26年3月7日

仏事のあり方

 仏事の在り方は、私たちの生活様式の変化に伴い多様化してきました。 葬儀という儀式ひとつとっても、社葬を目にすることは殆んどなくなり、簡略化が進む一方で家族葬、直葬、樹木葬、散骨など、弔いの在り方は多種多様性を極めています。

 このことは寺院においても然りで、大都市に行くほど伽藍の様式やおつとめの在り方など、従来との違いに私自身驚くことがあります。 この度、但馬・丹波・篠山地区の曹洞宗青年会の研修会で拝観する御寺院では、宗派を問わずお骨を受付け、常施食会を行う他、シアターや柔道場の運営などまで手掛けているといった具合です。

 世界中を飛び交う情報という渦の中、目まぐるしく移り行く世の中にあっても平常心を保ち、一人一人の人間にできるだけ寄り添いながらみ仏の教えを説けるよう、頭を抱える毎日が続いています。

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