圭秀の修行日記2012/10/12

「ONEらいふ」主催の交流会に参加して

 10月12日、「ONEらいふ」主催の交流会が豊岡市奈佐森林公園にて行われました。 「ONEらいふ」とは、豊岡市にある六つの障害者施設が、施設利用者同士の交流を図ることを目的とし、施設職員や施設利用者の保護者で構成されているグループのことです。 この交流会は年に二回行われています。
 兵庫県の但馬、丹波、篠山地区の曹洞宗青年僧侶で構成される兵庫県第二宗務所青年会では、毎年この交流会にボランティア参加をしていますが、私は今回の交流会に会員の一員として初めて参加させていただきました。

 秋晴れの中、約200名ほどの参加者が集いました。 私は、他のボランティアの方々と共に、テント設営、バーベキューのための火おこし、調理や給仕、食後のゲームの準備や進行などをさせていただきました。

 バーベキューをした時のことです。 風が激しく吹くことがありました。 そのため、私たちは煙まみれになり、しばしば目が明けられなくなりました。 そのような状況でも参加者の皆さんは、列を作って焼きあがるのをじっと待っていました。
 そこで、施設職員と私たちボランティアは声を掛けあいながら炭の分量を調整し、風向きを考えて食材が焦げないように工夫しながら調理しました。 私たちが要領をつかむにつれ、調理時間は徐々に短縮されてゆきました。 焼きあがったものを順に給仕すると、参加者は笑みを浮かべて美味しそうに食べていました。 私はその参加者の姿を見て、煙と格闘した時の苦労が全て吹き飛んでしまいました。

 怪我をする人はなく、参加者の笑顔と共に無事に交流会が終わり、最後に施設関係者からも感謝の言葉をいただきまして、私自身としても清々しい気持ちになりました。 参加者の皆さん、お疲れ様でした。

戻る