圭秀の修行日記2011/08/24

 灼熱の 盆の行事を のりこえて 子供の笑顔に ほっと一息 (水子地蔵法要の因み)


 近畿地方では、8月23日〜24日にかけて地蔵盆の行事が行われます。 一般に地蔵菩薩の縁日の24日は、地蔵会(ジゾウエ)・地蔵祭と呼ばれますが、旧暦7月24日に行われる縁日については、盂蘭盆(お盆)期間中ということで、それぞれの行事が結びついて地蔵盆と呼ばれるようになりました。 地蔵盆は子供のための祭りともいえ、子供たちはそれぞれの地域の地蔵堂の前でお菓子等を振舞われたり、子供たちに向けた各種イベントが行われることがあります。 八鹿町においても23日の夕方から各地域において地蔵盆の行事が行われました。

 永源寺では、24日に水子地蔵の法要を行いますが、今年は一般参拝者10名と児童20名にて法要を行いました。 施餓鬼会をつとめた後、佛説延命地蔵菩薩経(ブッセツエンメイジゾウボサツキョウ)を読経しました。 子供たちも、お経を唱えている間に一人ずつ丁寧に焼香しながら一緒に法要をつとめました。

 今年の夏は猛暑日が続きました。 永源寺のお盆の行事は、8月1日〜6日までの夜施餓鬼会に始まり、その後1週間の棚経期間は檀家さんの家を順次廻っておつとめを行った後、山門大施餓鬼会(初盆供養)を修行します。 暑さ厳しい最中につき体調を崩すこともありましたが、師匠を始めとする皆様のお力を借りながら何とか無事につとめさせて頂きました。 今年のお盆も私一人では到底こなすことのできない行事を皆様に助けて頂きながらつとめさせていただいたことに感謝します。 そして、地蔵盆も無事に終わり笑顔で寺から帰ってゆく子供たちの姿を見ながらそっと胸をなでおろしました。

灼熱の 盆の行事を のりこえて 子供の笑顔に ほっと一息

水子地蔵法要の様子(8月24日)
八鹿町の地蔵盆の様子(8月23日)


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