圭秀の修行日記2005/11/01
 

ダルマさま

 10月5日は、ダルマさまの入滅の日です。 永源寺では、この日に達磨忌という法要を行います。
 震旦初祖菩提達磨(シンタン ショソ ボダイダルマ)大和尚は、南インド国の出身で、般若多羅(ハンニャタラ)大和尚の法を嗣ぎ、禅仏法を中国に伝えようと渡来されたお方です。
 ダルマさまは、初めに梁の国の武帝と会いますが機縁が適いませんでした。 そこで北魏の国に赴き、嵩山(スウザン)少林寺にて面壁(メンペキ:壁に向かって坐禅すること) 9年いたします。 そして、太祖慧可(タイソエカ)大和尚に禅の奥儀を伝えられました。
 今月は、禅をインドより中国に伝えられた中国禅宗の初祖であるダルマさまの漢詩を作りました。

禅震旦起    禅 震旦に起つ

巡江操葦艇  江を巡りて 葦艇を操し
初祖少林来  初祖 少林に来る
端坐王三昧  端坐すること 王三昧なり
法伝華眼開  法伝わりて 華の眼 開く

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